どんなアパートがいいの?【賃貸物件の選び方2021】

進学や就職、転勤で、3月は引っ越しが一番多い時期。2月、はやい人は1月くらいから物件探しを始めていますね。今回は賃貸物件の選び方というまさにタイムリーな内容を、例によって私の独断と偏見でご紹介しようと思います。

物件の管理会社はマトモですか?

ずばり言うと、お部屋探しで一番注意したいのは、そのお部屋の管理会社(不動産屋が物件の仲介と管理を兼ねている場合もありますし、大家による自主管理もあります。以下、まとめて管理会社とします)です。一度でもお部屋探しをしたことがある人で、管理会社との間でなんらかのトラブルを経験したことのある人は、おそらくわかって頂けるんじゃないかなと思います。

たとえば、雨漏りがした時。キッチンで漏水した時。トイレ詰まりの時。こういった問題が起きた時に管理会社へ連絡したけど、対応が遅かったり、なかなか対応してくれない場合があるかもしれません。親身になって考えてくれない、誠実さが無い管理会社だととても不安です。

お部屋選びをする時は、物件の綺麗さや条件、周辺環境も大事ですが、それ以前に不動産屋や管理会社はマトモなのか?っていうのも含めて検討した方が良いと思います。幸い、今はネット全盛の時代。評判の悪い管理会社はたいてい悪く書かれていますので、比較的わかりやすいです。コメントが無かったり、短文レビューだけならともかく、緻密に細かく状況を説明し、批判しているレビューは本当のことが書かれている可能性が高いと思った方が良いです。

家賃総額だけで判断しない

お部屋を探す時に、家賃だけで判断してる人はいないと思います。家賃の他にも、共益費とか管理費、駐車場代、町費などが掛かりますから、こういった費用がないかをチェックする必要もあります。これらを合計した金額を家賃総額なんて言ったりしますが、実際には家賃総額だけでお部屋を決めちゃうと、後で後悔することになるかもしれません。

地方は意外と高い上下水道代

以前、住んだ地方都市(といっても結構な田舎です)のアパートの話なんですが、一人暮らしなのに上下水道代で一月4,500円くらい請求されてました。水道代は二ヶ月分請求されるので、一度に支払う金額は実に9,000円です。

基本的に私はシャワーだけ、さらに料理もほとんどしない人間です。なので、それまでの水道代は二ヶ月分で4,000円〜5,000円くらいでした。それが一ヶ月の請求額が4,500円になったもんですから、もうビックリですよ。最初は、どこかで水が漏れてるんじゃないか?検針ミスじゃないのか?と疑いました。

ご存知の方も多いと思いますが、浄化槽の物件だと上水道代だけなので、水道代は安くなる傾向にあります。もちろん、地域差はあるでしょうけど、個人的な経験では、安いところで一ヶ月1,400円くらいでした。シャワーのみ料理しない生活だと、ほぼ基本料金のみになる場合があります。浄化槽ではなく、上下水道の付いた物件でも、二ヶ月分で5,000円くらいでした。

住むエリアが決まっている場合は、どうしようもないかもしれません。でも、通勤する会社(もしくは学校)が複数の市町村からアクセスしやすいような場所にある場合は、そのあたりも含めて物件を検討してみてもいいと思います。市町村のウェブサイトに、上下水道料金が掲載されてますので、すぐにわかります。ちなみに、水道設備を新しくしている、そして人口が少ないような市町村はどうしても一人あたりの負担が大きくなってしまう、つまり水道料金が高くなってしまうみたいです。仕方ないのかもしれませんね。

冬に高くなるプロパンガス代

最近はだいぶ落ち着いたんでしょうか。この前まで住んでいた物件のプロパンガス代は、そこまで高くありませんでしたが、以前はこのプロパンガスの料金がめちゃくちゃ高かったんです。一人暮らしのシャワーのみ、料理ほぼしない私でも、冬になると8,000円〜9,000円くらい請求されてました。風呂にお湯を張って料理もしてたら、ガス料金どれだけ高くなるんよっていつも思ってました。

ガス代が高いっていうのは、どうにも生活しにくいです。この点に関しては、都市ガスが使えるお部屋を探す、オール電化の物件を探すと良いと思います。特に都市ガスは安いです。ただ、都市ガスが使えるのは、比較的中心部よりの物件なので、若干家賃が高くなってしまうこともあると思います。また、駐車場が必要な場合は、駐車場代も高くなってしまいますしね。なかなか難しいですが、お部屋を探す時に、ここは都市ガスかプロパンかというのを意識しておくのは良いと思います。

家賃総額は手取りの2割〜3割くらいで

これは価値観に大きく左右されると思うので、あくまで個人的な考えとして述べさせてもらうと、家賃の総額は給料手取りの2割〜3割くらいがオススメです。例えば、手取り20万なら4万〜6万の物件って感じでしょうか。新築や築浅の物件やオシャレなデザイナー物件を見ると、その部屋に住みたいなという誘惑に負けそうになります。でも、当たり前の話ですが、家賃って毎月毎月、消えていくお金なんですよ。しかも、どんなに綺麗な物件でもわりとすぐ慣れます(飽きます)。なので、お金を貯めたいと考えている人なんかは特に、2割〜3割に収まるようなお部屋を探した方がいいと思います。あと、収入に占める家賃の割合が大きくなると、家賃保証会社の審査も当然ですが厳しくなります。

夜は真っ暗になりませんか?

この項目は、特に車通勤でない若い女性は気をつけてください。というのは、お部屋を内覧する時って、だいたい日中ですよね?でも、そのお部屋を契約して実際に住むようになると、明るい日中だけでなく夕方以降の暗い時間に帰宅したり、もしくは外出することもあるでしょう。中心部の物件だとそうそう無いかもしれませんが、町から外れた地域にあるような物件だと、稀に物件周りに街灯がほとんど無いような場合があります。そう、真っ暗になるんですね。都会の方はわかりませんが、地方の場合はたまにあります。

そういう物件の場合は、申し込んだ人によっては家主さんから連絡があります。「若い娘さんだけど、大丈夫?この辺りは夜真っ暗になるけど」という具合に。その家主さんに詳しい話を聞くと、やはり過去に若い女性(大学生)が何回か入居したものの、夜の周辺の暗さが嫌ですぐに退去したとのことでした。それ以来、必ず確認するようにしているらしいです。

お部屋を内覧する時は、お部屋だけじゃなくて、上記のように夜に真っ暗にならないか、バス停や駅までの道で死角になるような場所はないか等の周辺の環境も必ずチェックするようにした方がいいですよ。

さいごに

実際は、もっといろいろ注意点はあると思うので、思い出したら加筆します。でも、あまりに気にしすぎるといつまでたっても部屋が決まりません。すべてを満たすお部屋なんてあるわけないんですから、ある程度は妥協することも大事です。では、この辺で。