気になる不動産の担当営業との恋愛はありえる?<注意事項>など

こんにちは。

皆さんは、賃貸アパートやマンションの部屋を借りる時、物件を募集している不動産会社の営業の人に案内してもらったり、部屋が決まった後は契約の説明をしてもらったりすると思うんですが、その時に担当してくれた営業の人が気になっているなんて方もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、お部屋探しの時に対応してもらった不動産営業を好きになってしまった人、もしくは気になってる人に対して交際に至る可能性はあるのか、無理ゲーではないのか、賃貸仲介や建物管理を経験した私なりの考えをお伝えしたいと思います。

私は男性ですので、男性不動産営業の視点での記事となります。ちなみに女性営業は既婚だったり彼氏いる確率が高いので、個人的にそちらのケースは諦めた方がいいと思います。

不動産営業と客の恋愛はアリ?

不動産営業との恋愛はアリの画像

早速、本題に入りますね。彼ら「不動産営業」とのお付き合いに発展する可能性はあるのでしょうか?

結論から言うと、「可能性は普通にある」と言えるんじゃないかなと思います。っていうのも、不動産業界って世間で思われてるほど出会いが多くない業界なんですよ。

私は独身なんですが、知人や友人にそれを言うと、決まって「不動産業界なら出会いたくさんあるだろう」って言われます。いや、ほんとうに無いですから。

不動産の会社自体、中小零細とわりと小規模な会社が多くて、同年代の社員がいなかったり、いても少なかったり。また、付き合いのある同業者も男性が多く、女性がいても年配や既婚者ばかりだったりするんですね。かつて在籍した従業員が100人以上の会社でも、7割近くが男性で、さらに残りの3割の女性の中でも目ぼしい人は、ほとんどが既婚だったり彼氏ありみたいな感じでした。

こんな感じで、定番の出会いである「職場や仕事を通じての出会い」というものの数はかなり少ないんです。また、仕事の内容や時期によっては残業も多いため、出会いの場に行くといったプライベートな行動も取りにくい場合がありますし。

なので、お客さんでも良い人がいたら全然OKと考えている独身の営業は多いんじゃないかなと私は勝手に思ってます。とはいえ、やっぱり注意すべきことがあります。

まず確認しておきたいこと

お相手が独身かどうかの確認

極めて当たり前ですが、その不動産営業が独身かどうか、フリーかどうかの確認がとても重要です。

不動産業界の営業の人は独身の人も多いですが、既婚者もそれなりに多いです。爽やかでイケメンな男性は言うまでもなく、見た目普通以上で感じのいい男性なんかも、すでに結婚してたり、もしくは彼女がいる場合が多いです。特に、爽やか系の若い男性は高い確率でパートナーがいますね。

年齢差に無理はないか

そして、お相手との年齢差ですね。自分は30代後半で20代半ばの男性に好意を持っているなど、ご自身の年齢よりずっと年下の営業マンに恋しても結果は厳しいものになると思います。

ちなみに年齢は、契約の時に提示義務がある宅地建物取引士証に生年月日が記載されてますので、それで確認できます。ただ、重要事項の説明のタイミングは会社によってマチマチで、案内してもらって部屋を決めた後、入居申込書を出してすぐに行っている会社もあれば、入居日の前日で鍵の引き渡し前に行う会社もあります。前者の場合だと早い段階でわかりますが、後者の場合だとギリギリまでわからないということになりますね。

その場合は、たとえばアットホームやスーモのようなポータルサイト、もしくは自社サイトのスタッフ欄に書かれてある不動産業界歴からもある程度の年齢は予想がつく場合があります。ただ、中途入社の場合もありますので、その場合は大きくズレる可能性があるため、あまりあてにならないかもしれません。

あと、その人が宅建士ではない場合は、その人は重要事項の説明はできませんので、その場合も他の方法で検討を付ける必要がありますね。

色々書きましたが、そもそも男性から女性の場合はともかく、女性から男性に年齢を聞くときはそこまで気を遣わなくてもいいと思います。だいたい普通に答えてくれると思いますんで。

社内規則で禁止されてないか

注意しておくべきことの最後は、会社の規則でお客さんとの個人的なやり取りを禁止されてないかどうか。

外部の人間にはなかなかわからないと思いますが、お客さんと個人的なやりとりを厳格に禁止している会社もあります。中小零細ならおそらく大丈夫だと思いますが、過去になにか事件や問題になったといった理由で禁止されている可能性がありますので、一応頭に入れておいた方がいいと思います。

脈ありのサイン

上記のポイントをクリアしてるという条件の下で、一応、脈ありのサインというか、可能性があるかもしれない目安みたいなものを挙げるならば、『細かい要望をいろいろ聞いてくれたり、もしくは提案してくれる』、『マメに連絡してくれる』、あとは『直接連絡の取れる連絡先を教えてくれる』等でしょうか。

私は、会社から支給されている携帯電話がある時はともかく、個人のものを使用していた時は、電話番号を教える人については、男女問わずある程度選んでいました。

アプローチの方法は?

実際に自分からなにかしらのアクションを起こそうと考えるならば、実質的な期限は鍵の引き渡しまでになると思います。

その理由は、例えば、契約した物件の管理を気になる営業の人が働いている不動産会社が兼ねている場合で(地方では仲介・客付けと管理を兼ねている不動産会社は普通にあります)、さらにその人がその物件の担当だったり、もしくはあなたの担当だったりする場合は別ですが、そうでない限り、鍵の引き渡し以降は顔を合わせる機会はほぼ無いと考えた方が良いと思います。

また、仲介と管理を兼ねている不動産会社だったとしても、ある程度の規模の不動産会社の場合、仲介と管理が別会社になっているケースも普通にありますので、その場合でも同様に顔を合わせる機会はほぼないと思います。つまり、それまでにある程度仲良くなっていないと、それ以降の進展は望めないということになり、期限付きのアプローチってことになります。

で、アプローチの方法ですが、鍵の受け取り前か後かで少し変わってきます。

鍵の受け取り前

鍵の受け取り前で、上の3つの注意事項に該当しない相手であれば、たとえば「友達と旅行に行ったからお土産買ってきました」とか言って、さりげなく好意を示してみるとかどうでしょう。私は結構嬉しかったですね。そこに恋愛要素があるかどうかはともかく、好意は伝わると思います。

鍵の受け取り後

鍵の受け取り後の場合は、上述した通り、入居する物件もしくは貴方がその人の担当か、他の部署または他社管理、もしくは大家の自主管理の物件かで違ってきます。前者の場合は、住居設備の不具合や契約の更新、会社に提出する書類の記入などで会う機会があると思いますが、後者の場合は、普通にやっていると接点は基本的にありません。この場合は、ちょっと工夫をする必要があります。

実は、他の部署や他社による管理の場合でも、管理会社に直接連絡せずに物件を仲介してくれた担当に電話をする人がいます。知ってる人に電話する方が安心なのでしょうか。通常であれば、管理部署もしくは管理会社に直接連絡してくださいと言われる場合がほとんどだと思いますが、サービスで取り次いでくれる人もいます。私も、感じの良い人や仲良くなった人の場合は、連絡くらいならしてました。担当の人が快く対応してれるか、事務的に管理への連絡を促されるかというのは、自分への好意の具合の一つの目安になるんじゃないかと思います。

ちなみに、この方法はその担当営業の携帯電話の番号を知っているのが最低条件です。名刺にも書かれてない、会社の固定電話からしか連絡してこなかったような場合は、当然ながら詰みです。会社に連絡したとしても、担当の人以外が電話に出ると管理ではないという理由で管理会社へ直接連絡するように促される可能性が高いです。また、この方法は何回も使えるというわけではありません。今後は、直接当社(管理部署もしくは管理会社)に電話してくださいと言われる可能性もあります。

注意事項

好きになるも嫌いになるも個人の自由だと思いますので、いろいろ言うのもなんですが、一応注意すべきことも書いておきます。

宅建士の資格を持ってない人は微妙かも

20代前半のまだ学校を卒業したばかりの新人なら仕方ない部分もあるのかもしれませんが、それ以外の年代の人で宅建士の資格を持ってない人は不動産業に携わっているという自覚に欠ける人である可能性が高いです。

10年くらい前はそうでもなかったんですが、最近は宅建士の資格は持っていて当たり前の時代になってきてます。若い人も高確率で持ってます。取る気がないのか、試験に受からないのかわかりませんが、いずれにしろ宅建士を持たない不動産営業は注意した方が良いと思います。

土日祝勤務の会社が多いので、休み合わないかも

一般に不動産業と言っても、賃貸仲介や管理がメインだったり、売買がメインだったり、住宅販売がメインだったり、まあ他にもいろいろあるわけですね。今回のお話は賃貸仲介の営業のパターンが多いと思いますが、どのジャンルにしろ、ゴールデンウィークも含めて土日祝日は出勤という会社がかなり多いです。なので、ご自身が土日祝日が休みの会社で働いている場合、休みが決定的に合わない可能性が出てきます。

また、時期によっては残業が非常に多いというのも特徴です。

不動産営業には軽い人も一部いる

私の知る限り、だいたいの営業は真面目な感じの人が多いです。ただ、やっぱり普通じゃない遊んでいる人もいますので、その辺の見極めは大事だと思います。

まとめ

私は別に恋愛の専門家というわけではないので、あくまでドライに「不動産営業との恋愛や交際は可能か?」というテーマで記事を書いてみました。まあ、男と女の話なので、必ずうまく行く方法なんてものはないんでしょうけど、気になる人がいるのであれば一つの出会いとして大事にしてほしいなと思います。未婚の人増えてるし、少子化だし。具体的な方法については、自分で考えるか他の恋愛サイトでも参考にしてみてください。もっとも、ルックスが人並みにあって、感じ良く礼儀正しく接していれば、営業の方からランチのお誘いくらいはあるかもしれません。逆に脈なさそうなら、サッと身を引いて次に行ってください。

余談ですが、私自身も賃貸営業、兼建物管理の業務に従事していた時に担当したお客さんから好意を持たれたことが結構あります。物件案内から契約、不具合の対応などを丁寧に対応していると好意を持たれやすい立場なんだろうなと思います。